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創作作業の取り組み

      2017/05/29    - 創作クラブ,


今年もはあとフレンズストア主催の「みやこユニバーサルデザインカレンダー」に応募したところ、Mさんの作品「たこ」が入選しました!

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何枚も画用紙を貼り合わせ、Mさんらしい“迫力のある一枚”に仕上がりました。近々、他の2名の方の入選作品もグッズとなって販売される予定です。こうして、利用者さんの作品が製品になっていくこと、また、一人でも多くの方に知って頂けることをとても嬉しく思っております。

温井(支援員)

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毎週一回、制作の時間を設けて頂けるようになった成果として、今回のMさんの大作、彼の作風に合ったのびのびと力強く舞い上がる『凧』を仕上げる事が出来たと思います。

Mさんは絵を描くのが本当に大好きで、創作の時間は集中し、絵を描くことに没頭してその世界に入り込んでいるようです。力が入り過ぎてPONKY(硬いクレヨンの様な画材)を折ってしまうこともしばしばです。その力強さが彼の絵の大きな魅力の一つです。

今回の絵はお正月をテーマに描こうと「奴ダコ」をモチーフにし、普通サイズの画用紙で描き始めました。Mさんはいつも‘ある’部分から描き始めるので、いったい何を描いていくのか、楽しみに見ています。用紙いっぱい、はみ出る様に描いていくのでどんどん用紙を継ぎ足し、《これで収めて!》と思っても、どんどん絵は広がり継ぎ足しだらけの大作になりました。

大画面になったので、PONKYと違い、自分の好きな色が作れて、広い面も素早く仕上げられる絵の具を使いました。広い面細かい所ととても上手な筆使いで仕上げていきます。色選びも、私が混色の見本を示すと自分で好きな色味になるまで絵の具を混ぜて作ります。

また、制作の間、会話をされない彼とはPECSを使うことによって、“言葉”のコミュニケーションをとれるようになってきました。『消しゴム』『鉛筆削り』の要求、また欲しい『色』の要求が『会話』できるようになり、彼も伝えられる喜びを感じているのでは? と想像しています。

田川(講師)

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